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2026/08/25 20:02
道端の花から生まれた、「筆記帳刺繍」
今回、muucとのコラボレーションで使用している「筆記帳刺繍」。
色とりどりの植物が描かれた、muucを代表するテキスタイルのひとつです。
この刺繍について村松さんにお話を伺う中で、気になったことがありました。
なぜ、「筆記帳刺繍」という名前なのか。
その始まりは、何気ない日常の中にありました。
道端の花から生まれた刺繍。
ある天気のよい週末。
村松さんが散歩をしているとき、道端に咲く花々が目に留まりました。
気になった花を簡単にスケッチしたり、写真に撮ったり。
日々の暮らしの中で出会った植物を、記憶を書き留めるように残していったそうです。
そうして集まった植物の記録から生まれたのが、「筆記帳刺繍」。
まるで筆記帳に、記憶を書き留めるように。
その図案の生まれ方が、「筆記帳刺繍」という名前の由来になっています。

ユーカリ、ヘデラベリー、マーガレット、ミモザ。
筆記帳刺繍のモチーフになっているのは、
ユーカリ、ヘデラベリー、マーガレット、ミモザ。
一つひとつをよく見ると、葉の形や花の付き方、実の表情までそれぞれ違います。
「これはミモザかな」
「この実はヘデラベリーかな」
そんなふうに、刺繍の中から植物を探しながら眺めてみるのも、筆記帳刺繍の楽しみ方のひとつです。
一枚の布に広がっているのは、村松さんが日々の中で出会った、小さな風景の記録です。
手から生まれた線を、残す。
この図案は、村松さんが実際に手で刺繍したものから生まれています。

一針ずつ、植物の線を描いていく。
その手刺繍をもとに、現在の「筆記帳刺繍」は機械刺繍へと落とし込まれています。
機械刺繍では、針目や線を均一に、きれいに整えることもできます。
でも、muucが大切にしているのは、すべてを整えすぎないこと。
村松さんは、
「すべてを整えすぎてしまうと、最初に手で刺したときの温かさや、豊かな表情が失われてしまいます。」
と話します。
手刺繍ならではの針の動きや、少し不揃いな糸の表情を残しながら、機械刺繍だからこそ生まれる密度や立体感を重ねる。
手仕事の温かさと、機械刺繍の技術。
その両方が重なって、現在の「筆記帳刺繍」がつくられています。

約10年、お客様とともに。
筆記帳刺繍が生まれてから、約10年。
これまで洋服や日傘をはじめ、最近ではスツールの座面にも使われてきました。
素材や色、仕立てるものが変わるたびに、同じ図案でも違った表情を見せてきた「筆記帳刺繍」。
一つのシーズンで終わることなく、約10年つくられ続けてきました。
村松さんは、その理由についてこう話してくださいました。
「つくり続けてこられたのは、たくさんの方に見つけていただき、愛していただけたからだと思っています。」
お客様に見つけてもらい、愛してもらいながら、少しずつ育ってきた。
今では、muucのものづくりを象徴するような大切な存在になっています。
そして、三つ編みバッグへ。
そんな「筆記帳刺繍」を、今回私たちは三つ編みバッグに仕立てました。

約10年前、道端の花を記録することから始まった「筆記帳刺繍」。
その背景を知ってからバッグを眺めると、植物の形や、糸の表情まで、少し違って見えてくるような気がします。
今回のバッグをきっかけに、完成した商品だけでなく、「筆記帳刺繍」というテキスタイルそのものにも興味を持っていただけたら嬉しく思います。
次回は、今回使用した二つの「筆記帳刺繍」について。
長い時間をかけて育てられてきたネイビーと、今年新しく生まれたホワイト。
同じ「筆記帳刺繍」でも、それぞれまったく違った表情を持っています。
第3回では、それぞれの色について、村松さんのお話とともにご紹介します。
muuc × ヌノニシタイ
「筆記帳刺繍 × 三つ編みバッグ」
ネイビー
https://store.nunonishitai.jp/items/155067968
ホワイト
https://store.nunonishitai.jp/items/155071524
Mサイズ・同生地ショルダー付き
27,500円(税込)
抽選受付期間
8月29日(土)20:00〜9月6日(日)20:00
ヌノニシタイオンラインショップにて抽選販売いたします。
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